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米“ねじれ”暴走! トランプ氏が「人事刷新」に着手 司法長官は更迭…次はマティス国防長官か (2/3ページ)

 中間選挙後の電撃人事は想定されていた。

 トランプ氏は5日、記者団に「閣僚の変更は通常、中間選挙の後に行われる。おそらく、われわれもそうなるだろう」と語り、記者団からは、セッションズ氏の辞任について質問が飛んでいた。

 この際、セッションズ氏と並び、名前が挙がっていたのが、暴走気味のトランプ政権に、外交・安全保障上の安定感を与えてきたマティス氏だ。トランプ氏との確執が報じられ、何度も「辞任説」が浮上していた。

 9月に出版された、米紙ワシントン・ポストの看板記者、ボブ・ウッドワード氏の新著『Fear(恐れ)』では、マティス氏がある会議後、側近に対し、トランプ氏を「小学5~6年生程度の理解力しかない」と評した様子が紹介されている。マティス氏は発言を否定している。

 トランプ氏も10月に放送されたCBSテレビのインタビューで、「彼は政権を去るかもしれない。みんな、いつかはいなくなる。それがワシントンだ」「彼は民主党員のようなところがある」と述べていた。

 米国政治に詳しい福井県立大学の島田洋一教授は「マティス氏が軍人として立派であることは誰もが認めている。だが、政治的な面で杓子(しゃくし)定規的な部分があり、トランプ氏は不満を持っていたようだ。下院で民主党が多数になったため、国防長官には議会との対応力が要求されるが、マティス氏は経歴上、議会との関係があまりない。2年後には大統領選があり、トランプ氏には『次の国防長官は政治的判断のできる人間に』という発想が常にあるだろう」と説明する。

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