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米中「外交・安全保障対話」でまた激突! 南シナ海軍事拠点化をめぐり…米中新冷戦加速か (1/2ページ)

 「米中新冷戦」が加速するのか-。米中両政府は9日、ワシントンで閣僚級の「外交・安全保障対話」を開いた。マイク・ポンペオ米国務長官は「米国は、冷戦や中国封じ込め政策を求めていない」と語ったが、米国は、中国への経済的、軍事的圧力を強めている。ポンペオ氏と、中国外交トップの楊潔チ共産党政治局員が出席した共同記者会見は、激しい主張の応酬となった。

 ポンペオ氏「米国は、南シナ海での中国の活動と軍事化を引き続き懸念している」

 楊氏「(軍事拠点化は)外部からの脅威への対応(が理由だ)」

 対話終了後の記者会見は、米中の立場の違いを際立たせた。対話には、ジェームズ・マティス米国防長官や、中国の魏鳳和国防相らが出席した。

 中間選挙で、米議会は「ねじれ状態」となった。ドナルド・トランプ政権は、外交的強硬路線に出るとみられていたが、予想通りの展開となったようだ。

 ロイター通信や共同通信によると、米国側は、中国側に対し、南シナ海の軍事拠点化を中止するよう要求したが、中国は領有を主張する同海域の島付近に米国が軍艦や空軍機を派遣していることを非難したという。

 台湾問題でも、米中は対立した。

 米国の台湾への武器売却などを念頭に、楊氏が米国に「慎重で適切な処理」を求めたのに対し、マティス氏は国際法の許す限り、米軍は台湾海峡も含め、「あらゆる場所で活動を続ける」と強調した。

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