文科省汚職事件に絡み、夕刊フジは9日、国民民主党の大西健介衆院議員が「霞が関ブローカー」と呼ばれた元コンサルタント会社役員に、私設秘書らに発行される国会通行証を貸与していたことをスクープした。メディアやネット上では、大西氏や野党幹部らの説明責任を求める声が強まっている。
ニッポン放送の番組「飯田浩司のOK! Cozy up!」は12日朝の放送で、ジャーナリストの須田慎一郎氏が夕刊フジのスクープと事件を取り上げた。
大西氏は、2014年に落選していた立憲民主党の吉田統彦衆院議員に頼まれて、汚職事件のキーマン、元コンサル役員、谷口浩司被告=贈賄罪で起訴済み=に通行証を渡していた。谷口被告はこれを使い、国会だけでなく、霞が関の省庁を自由に出入りしていた。
須田氏は番組で、「国会通行証は、入館記録は残らない魔法のパスだ。それが与えられたからこそ、医科大の事業を文科省に認めてもらえた」と、通行証貸与が汚職事件に与えた影響を解説し、続けた。
「大西、吉田両議員には、贈収賄の幇助(ほうじょ)で問われる可能性も出てくる」「(他のメディアは)スルーしてよい話ではない。(立憲民主党の)枝野幸男代表らには疑惑に答える義務がある」