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【日本の元気 山根一眞】「気持ちをお伝えしたく…」大指十三浜こどもハウスの“子供”からの手紙 (1/2ページ)

 数日前、「はじめまして。○○○○と申します。山根様にお気持ちをお伝えしたく…」という書き出しの約900字のメッセージが届いた。仙台在住の女性からだが、この女性の名に心当たりはなかった。だが、読み進むうちにジンときてしまった。

 先にこのコラムで、私たちが2011年のクリスマスに津波被災漁村にオープンした「大指(おおざし)十三浜こどもハウス」(宮城県石巻市北上町十三浜大指)の「閉館の集い」を10月27日に行ったことを書いたが、メッセージをくれた女性はその大指出身で「こどもハウス」で遊び育った1人だった。「20歳まで大指の仮設住宅で暮らしていた」というから「こどもハウス」竣工時には中学生だったのだろう。

 偶然テレビで生まれ育った大指の「こどもハウス閉館の集い」のニュースを見て驚き、メッセージを送ってくれたのだ。

 「こどもハウス」で子供たちがどのように過ごしたのかは十分にはわからなかったが、彼女はその日々をこんな風に書いている。

 「十三浜は信号機すらないほどの田舎で、もちろん図書館もない中、こどもハウスはみんなで集まりたくなる雰囲気を持っていました。ある日、わたしは本が読みたくなりこどもハウスを訪れ、そこで出会ったのがまど・みちおさんの詩集です。あの詩集と出会って、わたしは初めて詩に興味を持つようになり、自分でも下手ながら詩を書くようになり、わたしの趣味となっています」

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