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西郷どん“生きてた伝説”あったでごわす!? 自刃の翌年発行の雑誌に「中国脱出・インド亡命」と掲載 (1/2ページ)

 NHK大河ドラマ『西郷どん』が佳境に入ってきた。18日放送の「さらば、東京」では、西郷隆盛は朝鮮使節派遣政局に敗れて政府を辞職し、故郷・鹿児島に戻った。この後、西郷は西南戦争のリーダーに担がれ、1877(明治10)年、城山で自刃する。享年51。だが、翌年発行の雑誌『近事評論』には、西郷の「中国脱出・インド亡命」説が載っていた。

 近事評論は、元肥後熊本藩士で、明治政府の大蔵省や司法省で官吏を務めた林正明が、自由主義思想の啓蒙(けいもう)を目的として、76(同9)年に創刊した時事評論雑誌で、83(同16)年に廃刊した。

 西南戦争翌年の同誌5月号には、「友人が、英国人の知人の新聞記者から聞いた話」として、西郷は5、6人の同行者と中国に逃れ、中国政府要人と論争し、さらに英領インドに亡命して軍隊に雇われた-という仰天記事が掲載されている。

 記事の筆者は当然、ネタ元を紹介してもらうよう試みたが断られたという。ただ、「吾輩ガ友人ニ聞ク所ノママヲ紙上ニ揚ゲ(るものの)決シテ憶測ニアラザル(以下略)」として、記事を掲載したようだ。

 140年後の現代でも、「友人の友人から聞いた話だけど…」という都市伝説はよくある。とかく「悲劇の英雄」「悲運の英傑」には判官びいきもあり、亡命説や替え玉説はつきもの。源義経や明智光秀、石田三成にも、似たような話が残っている。

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