記事詳細

【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】「地震州」アラスカでM7 カリフォルニアに津波の恐怖 (1/2ページ)

 11月30日の朝(日本時間では12月1日の未明)、米国アラスカ州でマグニチュード(M)7・0の強い地震があった。震源がアンカレッジ市内北部だったことで市内では甚大なインフラ被害が発生し、多数の住宅や建物が損傷した。一部地域では停電も発生した。アンカレッジ市はアラスカ州の最大都市だ。

 この近くにはアラスカを南北に縦断する世界最長級の原油パイプライン「トランスアラスカパイプライン」が通っている。パイプラインは予防措置として送油を停止したが、損傷がないことが確認され、送油を再開した。

 米国全体では地震が起きるところはごく限られている。数少ない例外、アラスカでは陸地が載った北米プレートに太平洋プレートが衝突している。東北日本と同じ構図で、よく地震が起きる。げんに1964年にはアンカレッジの東方でM9・2の「アラスカ地震」が起きて、世界最大の液状化を生むなど、大きな被害を生んだ。当時は74年に工事が始まり、77年に完成した「トランスアラスカパイプライン」が作られる前だった。

 もうひとつ、米国で地震がよく起きるのが西海岸のカリフォルニア州だ。

 ここには世界でも最長クラスの長さ1300キロもあるサンアンドレアス断層という活断層があり、1906年のサンフランシスコ地震など多くの地震を起こしてきている。サンフランシスコ地震はM7・8。700人以上が死亡し、地震による火災で中心部の商業地区が崩壊した。米国の主要都市で起きた最も被害の大きい自然災害だった。

関連ニュース