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【朝日新聞研究】正義を装いながら“日本蔑視”の主張が横行… 政治的主張が忍び込んだ朝日の文化欄 (1/2ページ)

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 朝日新聞の言論の特徴の1つとして、政治面や社会面でなくとも、政治的主張を忍び込ませていることがある。それは文化欄などでも顕著である。具体例を紹介しよう。

 11月7日朝刊、「きょうの番組」欄の「ラジオアングル」コーナー、「戦時下の役割を考える」では、元NHK放送記者の秋山久さんが、『君は玉音放送を聞いたか~ラジオと戦争』(旬報社)という著作を出版したことが取り上げられている。

 本の柱は2つ。1つは、終戦時の「抗戦派」と「和平派」の攻防。もう1つは、人々を戦争に向かわせるラジオの声の力と音楽であるといい、以前、故・藤倉修一氏に、アナウンスを再現してもらった。それは北朝鮮の女性アナウンサーを想起させるものだという。

 そして、記事の筆者、ライターの山家誠一氏は「秋山さんは、これらの問題は戦時下だけではないという。例えば、特定秘密保護法の制定など、今の日本でも『言論統制』の兆候が見え始めていると危惧している」とまとめる。

 11月8日夕刊、文化面の「舞台・音楽」欄では、アイルランドの劇作家、ショーン・オケイシーの90年前の作品である『銀杯』を紹介する。演出は森新太郎氏で、第一次世界大戦中のアイルランドが舞台で、兵士ハリーは戦争から帰省するが、すぐにまた出征する。

 この演劇記事の解説は、「悲惨な戦場のシーンもあるが、だから反戦劇だと森は考えない。家や病院の場面で何げなくかわされるひとりよがりの言葉にも、戦争につながる根っこの部分を見る」と述べ、その中で「今もそうです。ツイッターで炎上とか、人を支配してやろう、打ち負かしてやろうという、戦争で行われているような人間の関係がいくらでも起きているんじゃないですかね」という、演出家の発言が紹介される。

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