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サウジ人記者、カショギ氏ら「今年の人」に 米誌タイム

 米誌タイムは11日、毎年恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に、トルコのサウジアラビア総領事館で殺害されたサウジ人記者、ジャマル・カショギ氏ら4人の報道関係者と、編集者らが襲われた米東部メリーランド州の新聞社キャピタル・ガゼットを選んだと発表した。

 同誌は選出理由について、世界各地で民主主義が大きな試練を迎える中で、「ガーディアンズ(監視者)」として事実を伝えるため「大きな犠牲を払った」と指摘。亡くなった人物の選出は初めてという。

 ほかに選ばれたのはフィリピンのドゥテルテ政権を批判し、脱税容疑での逮捕状が出ているニュースサイト「ラップラー」のマリア・レッサ最高経営責任者と、ミャンマーで国家機密法違反の罪で禁錮7年の判決を受けたロイター通信のミャンマー人記者2人。

 カショギ氏は生前、サウジ政府を批判し、殺害事件にはムハンマド皇太子の関与が疑われている。キャピタル・ガゼットには今年6月、散弾銃を持った男が押し入り、発砲。編集者ら5人が死亡するなどした。