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熊本で震度6弱…次に危ない「神奈川・静岡」 専門家が警告「兆候出ている」 (1/2ページ)

 年明け早々の3日夜、熊本を直下型の大地震が襲った。最大震度は6弱(マグニチュード5・1)。死者が出ないのが幸いだったが、2016年4月に発生した熊本地震(M7・3)が影響しているとの見方が有力だ。「これは前震ではないか」。現地では緊張感に包まれるが、熊本以外でも不穏な動きがある。南関東・静岡エリアと大阪を含む南海、東南海の南海トラフ関連エリア。専門家は「兆候が出ている」と警告する。

 Uターンラッシュの九州・熊本を大きな揺れが直撃した。同県和水(なごみ)町で震度6弱を観測。九州新幹線は上下2本とも緊急停車し、上りのつばめ338号に乗車していた約150人は4日未明まで缶詰め状態となった。

 今回の地震について気象庁は熊本地震との関連性を否定するが、地震学者の間では「影響を受けている」との見方で一致している。

 夕刊フジで『警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識』(木曜)を連載する武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏が次のように解説する。

 「熊本地震の影響が長引いている。16年のこの地震では大きな揺れが2回起きた(同年4月14日にM6・5、16日にM7・3)。このマグニチュード7・3の方は阪神淡路大震災と同規模で、中央構造線を刺激した。中央構造線は列島を横断する断層で、東の端はどこまで続いているか分からず、列島全体で地震を起こしやすい状況を作るきっかけとなった。阪神淡路大震災の余震が2カ月程度で収まったのに対し、3年前の(熊本)地震は収まっていないということ。熊本に限らず大分、鹿児島。さらにより東の方まで地震が続く恐れがある」

 昨年12月29日発売の夕刊フジ新春特別号でも専門家の分析を基に、大地震への警戒を呼びかけた。九州では南九州エリアの異変に特化し、熊本地震の余波を指摘したほか、巨大地震が発生する恐れが高いとして5つのエリアを取り上げた。

 なかでも危険度が高い地域は2つあり、その1つが南関東・静岡エリアだ。

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