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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「春」》次の時代に人生を見つめ直す  (1/2ページ)

 4月30日、天皇陛下の譲位で平成が終わる。皇太子さまの新天皇ご即位に伴う新たな元号は4月1日に発表される。その頃は、ちょうど桜の開花ラッシュの時期に重なる。「新たな明日を切り拓く」(安倍晋三首相)のにふさわしい雰囲気で次の時代を迎えたいと今から願ってやまない。

 個人的に平成を振り返ってみる。記者は学生時代に元号が昭和から平成に変わり、社会人になった時はすでに日本経済はバブル経済崩壊後の景気低迷に突入し、就職活動は非常に厳しかった。ようやく会社員になり、一人前の記者になりたいと必死に先輩の厳しい指導を受けながら取材経験を積みながら、いずれは給料もポストも右肩上がりになると信じて疑わなかった。女性活躍という言葉がまだない時代に記者と子育ての両立に追われ、気がつけば平成の終わりが間近に迫っている。

 平成の30年間、最も激変したのはインターネットの定着でネットと新聞の両方に記事を書くのが当たり前になったことと、女性記者が出産後も職場復帰し、出産前と同様、激務が多い部署でも希望すれば働くことができるようになったことだ。一方で、かつては会社員の“特権”だった終身雇用は大きく揺らぎ、同じ会社にずっと居続けられる保障はなくなった。

 つまり、日々はとても忙しくなったのに、人生はいつまでも不安がつきまとう。普通の暮らしを維持することが厳しい時代になった。政府は「人生100年時代」というが、春夏秋冬で例えれば、加齢で体力気力が衰える“冬”の時間が伸びるということだ。安心できる社会が今後も続くのかがわからないから正直、あまり嬉しくない。