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【山口那津男 本音でズバッと】文大統領の日本批判に驚き…徴用工問題、解決の責任は韓国にある (2/2ページ)

 「韓国政府は司法府の判決を尊重しなければならない」とか「日本も不満があっても仕方ないとの認識を持つべきだ」とまで言い放った。

 これには、菅義偉官房長官が11日の会見で「韓国の責任を日本側に転嫁しようというものであり、極めて遺憾だ」とキッパリ批判した。

 日本政府は「この問題は日韓請求権協定で解決済みであり、先の判決は国際法に違反する」との立場をとっている。

 先週末に行われた共同通信の世論調査でも、日本政府の立場を支持する人が8割にのぼっている。

 文氏は「この問題は、韓国政府がつくりだした問題ではない」と人ごとのようだ。判決の論理は別にして、両国政府は、関係を正常化するために日韓基本条約を結び、請求権協定で、政府間および国民間の請求権問題も解決した決断こそ尊重しなければならない。

 実際、これに基づいて、韓国政府は、元徴用工に対しても重ねて救済措置をとってきている。文氏は盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時の大統領府の幹部として、この問題の経緯を熟知している。

 日本政府は、請求権協定に従って、外交的に解決するために、韓国政府に協議を申し入れている。元徴用工に訴えられる裁判も抱えている韓国政府は複雑な立場に立たされているが、解決の責任は韓国政府にある。

 日本側は冷静に粘り強く、これまでの立場をもとに、話し合いで解決を図るべきである。「自制」は自らに言い聞かせてこそ意味があり、相手に望むものではない。(公明党代表・山口那津男)

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