記事詳細

厚労省、統計法違反の疑い…組織的関与なら「歴代大臣」の責任は? 不適切調査、04年から13人が厚労相に (1/2ページ)

 賃金や労働時間の動向を把握する厚労省の「毎月勤労統計」が不適切だった問題は、統計法違反の疑いも指摘され、28日召集予定の通常国会でも、大きな争点となりそうだ。野党側は「組織的な隠蔽があったのでは?」と、安倍晋三政権を徹底追及する構えだが、統計の「不正」は、民主党政権時代にもまたがっていた。今後、「歴代の厚労相」の責任が問われる事態もありそうだ。

 「明けましておめでとうございます、とあいさつすべきだが、事案的におめでたくないので、この事案からしっかりと…」

 自民党の小泉進次郎厚生労働部会長は15日の厚労部会で、苦々しい表情で、こう語った。

 「おめでたくない事案」とは、年明けに報じられた毎月勤労統計の不適切調査問題だ。統計法を所管する総務省は同部会で、「法違反に当たるのではないか」と指摘した。

 統計法では、調査対象などに変更がある場合、総務相に申請しなければならないが、厚労省は怠っていた。違反すると、50万円以下の罰金または6カ月以下の懲役が科せられる可能性がある。

 こうした不適切な調査は2004年から続いており、この間、13人が厚労相を務めていた。

 根本匠厚労相は「厚労省に隠蔽の意図はなかった」というが、今後の調査で組織的関与が確認されれば、歴代厚労相の責任は免れられない。

関連ニュース