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厚労省は「できの悪い組織」 評論家・八幡氏が不正調査問題を斬る! 「余計な仕事やらせた歴代大臣にも責任ある」 (1/2ページ)

 毎月勤労統計の不正調査問題をめぐり、厚生労働省の「闇」が深まっている。昨年12月に総務省統計委員会の指摘を受けながら、公表が遅れたうえ、いまだに原因も解明できていないのだ。厚労省が不正に手を染めた原因は何なのか、責任は誰にあるのか。中央省庁再編との関係とは。霞が関を熟知する元通産官僚の評論家、八幡和郎氏が読み解いた。

 「仕事のやり方もしっかりしていて、制度も安定的に運用されている国税庁などに比べると、厚労省は『できの悪い組織』といえる。人員も足りないし、仕事のやり方もコロコロ変わり、(2001年、厚生省と労働省の廃止・統合という)組織変更まで行われた」

 八幡氏は「歴史的不祥事」を起こした厚労省について、こう指摘した。

 確かに、厚労省では「薬害エイズ事件」や「消えた年金問題」という不祥事が繰り返されている。その際の対応が、今回の不正調査の根本原因にあるという。

 八幡氏は「ミスや問題が発覚すると、政治家は『早急に調査して全部正す』と安請け合いして、費用対効果も何も考えずに作業をやらせる。(限られた人員のなか)役所は肝心な仕事ができなくなり、ごまかしたり、体系的に対策を立てずに適当にやってしまう。もともと無理なことをやらせているから、こういう事態になるのではないか」という。

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