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厚労省は「できの悪い組織」 評論家・八幡氏が不正調査問題を斬る! 「余計な仕事やらせた歴代大臣にも責任ある」 (2/2ページ)

 不適切な手法による調査は04年から行われており、雇用保険の失業給付などの過少受給を受けた追加給付の対象は2015万人、額は564億円に上る。対象者からすれば、一刻も早い追加給付が望ましい。

 ただ、八幡氏は「能力のない組織に『ちゃんとしろ』と言っても、ロクなことがない。今回の補正作業もあまり慌てず、コストパフォーマンスのいい形でやらないと同じことになるだろう。組織として問題の多い役所を、どう改革していくのかをきちんと考えるべきだ」と警鐘を鳴らす。

 今回の問題を受けて、政府は鈴木俊彦厚労事務次官ら関係者の懲戒処分を検討している。他に責任を取るべき人物はいないのか。

 八幡氏は「本当に誰が失敗したのかを究明すべきだ。不正調査を始めた当時の責任者をはっきりさせるとともに、問題に気づきながら直さなかった人もいるはずだ。そのあたりの事情を調べるべきだ。当然、組織改革をきちんとやらず、余計な仕事をやらせたという歴代厚労相の責任もあるだろう」と話した。

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