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「紀州のドン・ファン」怪死で新たな異変 妻の会社登記に不可解な動き (1/2ページ)

 昨年5月に77歳で急死した「紀州のドン・ファン」こと和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん。事件なのか事故なのか、いまだ謎が多いが、専門家は「捜査が今年中に動く可能性もある」と指摘する。一方、野崎さんが経営していた会社をめぐり、異変も起きていた。

 野崎さんは昨年5月24日夜、自宅で死亡しているのが発見された。遺体に目立った外傷はなかったが、解剖の結果、致死量を上回る覚醒剤の成分が検出され、死因は急性覚醒剤中毒と判明した。ただ、どうやって野崎さんの体内に覚醒剤が入ったのかは不明のままだ。

 覚醒剤の入手経路や体内への摂取過程などについて和歌山県警が捜査を行っている。

 「通常ならば半年過ぎたら捜査も縮小するが、これだけ話題になったので何らかのカタをつけなければならない。迷宮入りでいいとは誰も考えていないようだ」

 こう強調するのは野崎さんの死について取材を続ける元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏。捜査の現状について「警察による押収品のうち、パソコンなど一部は返してもらっているようだが、まだ還付されていないものもあるようだ」と話す。

 事件発覚の翌月に和歌山県警は野崎さんの会社や自宅からビールの空き瓶約2000本を押収。覚醒剤がビールに混入されていた可能性を視野に鑑定を進めているとみられている。

 目立った動きがないように見える背景について小川氏は、「科捜研がビール瓶1本から覚醒剤反応を見るのに1時間ぐらいかかるようだ。2000本だと1人1日7時間やっても1年はかかる計算だが、鑑定結果次第では、今年事件が動く可能性もある」と話す。

 「地元では当初と比べて関心も低くなっている」(地元関係者)という一方で、不可解な動きもみられる。

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