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【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】“万博で活性化”は価値観が古い 日本はすでに“成熟”した国家 (1/2ページ)

 大阪では今年6月に20カ国・地域(G20)首脳会議が行われ、2025年には大阪万博が開催される。とくに万博は地元の期待値は高いそうだけど、実際どんな結果になるんだろうね。

 読者の方々の中には、1970年の大阪万博が思い出深いという人も多いだろう。岡本太郎さんの「太陽の塔」とか、「月の石」とかね。ボクも東京から車で通ったよ。あのころは高度経済成長を経て、日本がどんどん発展しているのをみんなが実感できた時代だから、ワクワクしながら見ることができたんだ。

 でも現在の大阪でやって、ワクワクする人たちがどれだけいるだろうか。そもそも、どれだけの経済効果があるの? 大規模な開発が地元に恩恵をもたらしたとしても、莫大な運営費や維持費がかかっていくわけでしょ。

 カジノなどを含む統合型リゾート(IR)施設も建設されることだろう。でも、ボクはカジノの経済効果についても懐疑的なんだ。ボク自身が積極的にギャンブルを楽しもうと思わないのもあるんだけど、すでに日常的に楽しめる賭け事が多く存在している日本に新しいカジノができたって、どれだけの人が訪れるだろう。

 そもそも大阪は弁護士でタレントとしても活動していた橋下徹さんが府知事に就任したころから、ずっと財政の健全化や無駄の削減に取り組んできたはずだ。それがここにきて、ものすごく経費がかかりそうな施策に取り組まなきゃいけなくなっている。何だか真逆の方向に進んでいる印象があるよ。

 ただ大阪の人は「もうかりまっか」精神で派手好きだから、こうした分かりやすいイベントの方がうれしいのかもね。同じく派手好きな中国人観光客が多く押し寄せる土地柄だし。

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