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岩屋防衛相「日韓、未来志向」強調も…自民党内から厳しい声 レーダー照射問題 (1/2ページ)

 韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊P1哨戒機への火器管制レーダー照射問題をめぐり、防衛省は韓国との協議を打ち切る一方、防衛交流は継続する立場を強調している。ただ、レーダー照射は攻撃準備行動ともいえる危険な行為だ。事実解明や再発防止を置き去りにしたまま韓国との関係を維持する姿勢に、自民党内からは厳しい声が相次いでいる。(石鍋圭)

 「日韓の防衛協力を未来志向で進めるよう真摯(しんし)に努力したい」

 岩屋毅防衛相は22日の記者会見で、レーダー照射問題に関し韓国に遺憾の意を示しつつ、防衛交流の重要性を繰り返し強調した。日韓防衛当局の関係について「根底には信頼関係がある」との見解も示した。

 防衛省は21日、レーダー照射に関する「最終見解」を公表し、韓国側との協議を打ち切った。韓国側は即座に「問題の本質は哨戒機の低空威嚇飛行だ」と反発し、日本側に改めて謝罪を求めた。岩屋氏は会見で対応を問われたが「コメントは控える」と述べ、再反論を避けた。今後の日韓防衛相会談などではレーダー照射問題を提起しない考えも示し、幕引きを図る姿勢を鮮明にした。

 22日の自民党国防部会では、こうした防衛省の方針に異論が噴出した。

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