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厚労不正問題を招いた一因? 国の統計職員10年で半減 「データ重視の今後に悪影響」声も (2/2ページ)

 農水省は「12年に大きく減ったが、地方組織で統計の仕事をしていた職員が、それ以外の仕事もするようになって数え方が変わった。その後の減少は、国の方針に従った定員削減に伴ったもの」と説明した。

 厚労省も「政府の計画による減少」と説明した。そのうえで、今回の不正調査の原因が統計職員減にあるのかと聞くと、「その可能性も否定できないとしか申し上げられない」と回答した。

 双日総合研究所のチーフエコノミスト、吉崎達彦氏は「統計の中で、毎月勤労統計はかなり上位の存在で、ほかの統計にも使われていく。恐らく、GDP(国内総生産)統計も、過去にさかのぼって改定していく必要があるだろう。統計はもっと人手もお金もかけないといけないし、人材を育てることも必要だ。統計を大事にしないと、『データが重要だ』といわれる、これからの時代で大変になる」と話している。

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