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【有本香の以毒制毒】属性より仕事!「谷垣都知事」案浮上 緑、赤、白…「政治女優」もういらない (1/2ページ)

 最近の国会のアホらしさは書くに値しない。そこで海の向こうに目を転じてみると、あちらも相当ひどい状況である。

 米国では、昨年の中間選挙で下院を民主党が制したため、ドナルド・トランプ大統領の政権運営にやりづらさが生じている。とはいっても、システムが違うので、日本で「ねじれ」が生じた際の政権運営の困難とは比較にならない。

 日本の米国通ぶった人たちは願望を込めて、「トランプはおしまいだ」「いよいよヤバイ」とはやし立てているが、筆者の目には、元気なはずの民主党の方が「ヤバイ」感じに見える。

 大体、大統領の一般教書演説のときの、民主党女性議員のあの白服パフォーマンスは何だ(笑)。昨年は「Me too」の黒、今年は白、来年は満を持して赤ですか、と聞きたくもなるが、女性議員は皆、真剣顔であった。

 20世紀初頭に米国で女性参政権運動が起きた際、女性たちが白い服を着ていたことから、女性への政治的連帯を呼びかける意図だった-と、日本のメディアも大まじめに報じたが、SNSで米国有権者の反応を見ると、むしろ女性からの辛辣(しんらつ)なコメントが目立つ。

 中間選挙に史上最多の女性候補が立ち、民主党から初の先住民女性議員や初のイスラム教徒女性議員が誕生したことを喜んだ人も多かった。女性やマイノリティーが議会で活躍することは、「多様性を尊ぶ移民の国」の面目躍如との声も多い。

 米国でも、政界で女性はまだ少数派だ。権力を持つ無神経な(と見える)オヤジに対抗しようというパフォーマンスには共感も集まりやすいが、安易に「議会女優」に堕せば、支持者にもやがて見放されるだろう。

 しかし、新注目の女性議員らはどこか頼りない。難民として渡米、初のソマリア系連邦議員となった、イルハン・オマル氏は「反ユダヤ」的なツイートをしたとして早くも謝罪に追い込まれた。

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