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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】野田虐待死 米なら児相、学校、教育委担当者は逮捕→有罪の可能性も (2/2ページ)

 米国では「子供の福祉」を最優先に考える。逆に言えば、保護者の気持ちやメンツは考えない。

 キリスト教の価値観を基本に建国された米国では、「親と子供は完全な別人格」であり、「親とは、神様から預かった子供を立派に育てる義務を負った存在」だと考えている。

 従って、親の義務を果たさない両親から子供を取り上げ、養育権を奪うことは、米国では当然なのだ。むしろ虐待されている子供が目の前にいるのに、虐待者である親に子供を返す行為は、「保護責任者遺棄罪」に該当する犯罪だと捉えられる。

 米国の事件なら、父親の虐待を止めなかった母親だけでなく、児童相談所の担当者や責任者、学校の担任や校長、教育委員会の担当者なども警察に逮捕され、有罪になる可能性がある。自分に課せられた職責を十分果たさず、その怠慢が重大な結果を招いたからだ。

 日本は不作為による犯罪への認識が甘い。永田町と霞が関は、その点も考慮して法改正を考えないと、今後も似たような事件が起きるだろう。

 ■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。著書に『儒教に支配された中国人・韓国人の悲劇』(講談社+α新書)、『トランプ大統領が嗤う日本人の傾向と対策』(産経新聞出版)、『日本覚醒』(宝島社)など。

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