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【勝負師たちの系譜】「棋神」の如き渡辺棋王 二冠へ王手 (1/2ページ)

★棋王戦(1)

 棋王戦は、北は河北新報社(宮城県)、南は沖縄タイムス社からなる、地方新聞社20社を主催社とし、共同通信社が運営を行っている棋戦で、1974年に発足した。

 もっとも地方紙は、隣の県紙とはライバル関係という所もあり、棋王戦の発足当時は日本将棋連盟杯、その後は天王戦を掲載していた社もあったが、関係者が棋王戦を大きなタイトル戦にするために奔走。天王戦を発展解消、棋王戦に統一して現在の形になった。今や全国紙に匹敵以上の読者数を持つ棋戦、と言ってよいであろう。

 第1回の棋王は、トーナメントを勝ち抜いた内藤国雄九段。次は大内延介九段がタイトルを取ったが、第2期からは加藤一二三九段や米長邦雄永世棋聖などのタイトル戦の常連が、保持者となっている。最も多い棋王獲得者は羽生善治九段で、13期。現在の保持者の渡辺明棋王と共に、永世称号の保持者でもある。

 今期の挑戦者は今、一番乗っていると言われる広瀬章人竜王で、佐藤天彦名人を決勝で破って挑戦を決めた。

 しかし今季の渡辺は、15連勝を含む勝率8割ペースという絶好調で、広瀬にとって最強の相手。

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