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外務省が韓国渡航警告 「三・一運動」で日本人への危害懸念、ソウルで大規模式典や集会

 外務省が、韓国への渡航者に「注意喚起」を行うことが分かった。3月1日に、日本統治に抵抗して起きた「三・一運動」から100周年を迎えるため、韓国内で過激な反日世論が盛り上がる可能性があるのだ。韓国国会議長による「天皇陛下への謝罪要求」などを受け、日韓関係は「史上最悪」の状況となっている。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領自らが「親日清算」を叫んでおり、日本人がターゲットにされる危険がある。

 「日本人が危害を受けないか心配だ」「渡航中止も含めた『危険情報』を出すことも検討すべきだ」

 27日に開かれた自民党外交部会では、このような意見が出席議員から相次いだ。当然の懸念といえる。

 外務省幹部は同部会で、渡航者に注意を呼び掛けると説明した。注意喚起策としては、旅行者らに安全確保を促す「スポット情報」を出す方向で検討しているという。

 韓国各地では3月1日、さまざまなイベントが予定されている。

 ソウル中心部の光化門(クァンファムン)広場では、韓国政府による記念式典があり、労組関係者も多数出席する。ソウルでは、文政権の安全保障政策に反対する保守系団体が大規模集会を開く動きもある。

 南部・釜山(プサン)にある日本総領事館前では、徴用工像を再び設置しようという計画がある。昨年5月に同様の動きがあった際には、像の設置を強行しようとする市民団体と、阻止する警察の間でにらみ合いが続いた。

 いずれも「反日」色が強く、不測の事態が起きる恐れがあるが、韓国政府が日本人観光客の安全を確保してくれるかは疑わしい。

 国家のトップである文氏自らが26日、「親日を清算し独立運動にしっかり礼を尽くすことが、民族の精気を正しく立て直し正義のある国に進む始まりだ」と呼びかけたのだ。韓国でいう「清算」とは、恨(ハン)を晴らすこととされる。

 昨年、韓国を訪れた日本人は約294万8500人に上るが、身の安全を考えれば、韓国渡航は避けた方がいいかもしれない。

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