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【BOOK】オウム事件元死刑囚の判決に疑義 門田隆将さん「真相解明されないまま刑執行はおかしい」 (3/3ページ)

 --死刑執行の背景には何があったのか

 「平成の時代に起きた事件(オウム事件)は平成のうちに終わらせたい、ということでしょうね。高度な政治的な判断については考えにくい。あくまで法務省内の判断だと思います」

 --通夜に行って、棺と対面したそうですね

 「本当に穏やかで、優しげな表情をしていましたね。平成22(2010)年1月に東京拘置所で最後に私が面会したときと、まったく変わることなく…」

 ■内容 オウム事件の死刑囚13人の刑が昨年7月、相次いで執行された。このうち、1審(無期懲役)と2審(死刑)の判決が違ったのは、井上嘉浩元死刑囚ただひとり。その生涯をたどり、ごく普通の少年が教団に入り、凶悪犯罪に手を染めてゆく様を、本人の手記や面会、関係者への取材によって浮き彫りにするとともに、裁判の疑問点をあぶり出してゆく。果たして「死刑」判決は妥当だったのか?

 ■門田隆将(かどた・りゅうしょう) 1958年高知県生まれ。60歳。中央大法学部卒。「週刊新潮」記者からノンフィクション作家へ。政治、経済、事件、司法、スポーツなど、幅広いジャンルで、話題の人物を取り上げた作品で高い評価を受けている。主な著書に『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』『なぜ君は絶望と闘えたのか 本村洋の3300日』などがある。

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