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中国・空母艦隊、ロシア・情報戦… 高まる中露の“脅威”に小野寺前防衛相が警鐘!

 小野寺五典前防衛相(58)は6日、都内で日本の防衛政策について講演(US-Japan LINK=田村玲子理事長=主催)した。軍備拡張を続ける中国とロシアの脅威や、政府が昨年、閣議決定した「防衛計画の大綱」と、「中期防衛力整備計画(中期防)」について語った。

 「中国の空母艦隊が太平洋に進出すれば、日本は制空権を押さえられる。(海上自衛隊最大のヘリコプター搭載型)護衛艦『いずも』の多用途運用などで、中国の脅威に備える必要がある」

 小野寺氏はまず、国防費が前年実績比7・5%増の約19兆8000億円と突出し、3隻目の空母を建造している中国について、こう語った。

 ロシアに関しては、2014年のウクライナ侵攻で、ハッキングやフェイク情報を流した事例を挙げ、「サイバーや宇宙空間などの(能力は)ロシアが持っており、戦い方を変えるゲームチェンジャーといえる」と警戒した。

 小野寺氏は、今後の日本の戦略について、「脅威は旧来型の潜水艦やミサイルだけではない。身近で起こる情報戦やフェイクニュースも『ハイブリッド戦』の一環として、安全保障を考えることが重要。(ロシアの手口を知る)北大西洋条約機構(NATO)との協力も必要だ」と語った。(報道部・海野慎介)

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