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大阪ダブル選 反維新勢力の一本化狙うも野合批判のジレンマ (1/2ページ)

 「大阪都構想」に反対し日本維新の会と対立する立憲民主党などの主要野党は、自民党が擁立する候補への相乗りを模索する。平成27年11月の知事・市長ダブル選で圧勝した松井一郎知事(日本維新の会代表)を抑えるには、「反維新」勢力の糾合が不可欠な情勢だ。一方で、国政で対立する自民党と組むことで「野合」批判を招きかねないというジレンマも抱える。

 立憲民主党の辻元清美副代表(党大阪府連代表)は8日、府連での記者会見で、自民党系候補の支援に含みを持たせた。

 「みんなが納得できる候補者ならば(相乗りで)いい。都構想反対の人は大同団結できるのではないか」

 大阪では、立憲民主党や国民民主党の地力は乏しく、自民党候補に乗るほかないのが実情だ。立憲民主党関係者は「うちが候補を立てることはできないから、出した政党に乗るしかない」と明かす。

 維新が一定の地盤を持つ大阪の選挙や住民投票では自民党と旧民主党系政党、共産党が「反維新」で結束するケースが珍しくない。大阪都構想の是非が問われた平成27年5月の住民投票の際は、自民党の柳本卓治参院議員が共産党の山下芳生副委員長(当時は党書記局長)らと一緒に同党の街宣車の上で演説し、山下氏らを「兄弟」とまで持ち上げた。異例の「自共共闘」に、菅義偉官房長官は「全く理解できない」と苦言を呈した。