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米朝“決裂”で…金正恩氏「斬首作戦」復活か? 南北融和に突き進む韓国・文政権も共倒れの道 国際投資アナリスト・大原浩氏緊急寄稿 (2/3ページ)

 さらに悲惨なのは北朝鮮である。米朝首脳会談が「決裂」したなどとメディアで報道されているが、筆者に言わせれば当然の結果だ。

 北朝鮮は米国にとって便利な「番犬」以上の存在にはなりえない。北朝鮮が米国と対等に交渉できるなどというのは「妄想」にもほどがある。

 「餌を増やしてくれなければ、仕事をしないよ」と言われたら、「お前にはもう餌をやらないよ」と言えばいいだけのことである。トランプ米大統領が席を立ち、昼食会が中止されたのは象徴的だった。

 金正恩氏は露骨に不機嫌な態度を示したとされるが、経済制裁が北朝鮮にボディーブローのように効いていることを証明する結果になったといえる。

 メディアは忘れっぽいが、北朝鮮を取り囲んだ米国の艦隊に正恩氏が恐れをなしたのは、ついこの間のことだ。いくら恐怖政治で軍部を抑えているといっても、120%勝ち目のない戦争を始めようとしたら、軍部によるクーデターが現実のものとなる。

 米朝会談決裂を受けて、東倉里(トンチャンリ)のミサイル関連施設を復旧させ、稼働可能な状態になったとされるが、破滅への道が近づくだけだ。

 そもそも、建国の父と呼ばれる金日成(キム・イルソン)氏はソ連の後押しで北朝鮮の指導者になったとされる。その後、「米ソ対決」を避けたかったソ連とは疎遠になり、共産主義中国に近づいたという。

 金正日(キム・ジョンイル)総書記の時代も中国と距離が近かったのだが、正恩氏の代になってから中国の言うことを聞かなくなり、米国にすり寄った。

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