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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「贈る言葉」》仕事は選んで選ばず 新社会人へ (1/2ページ)

 3月から今年の就職活動が解禁され、会社説明会がスタートした。厚生労働省と文部科学省の調査によると、今年3月大学卒業予定者の就職内定率は77・0%で、前年同期比で1・8ポイント上昇(昨年10月1日現在)という。

 リクルートワークス研究所の発表でも、今年3月卒業予定の大学生・大学院生に対する全国の民間企業の求人総数は、前年の75・5万人から81・4万人に増加。学生の民間企業就職希望者数は前年とほぼ同水準の43・2万人で38・1万人の人材不足。大卒求人倍率は1・88倍(前年1・78倍)で今年も売り手市場の傾向は強まっている。

 これは、就職氷河期まっただ中の2000年代前半に就職した身からするととてもうらやましい。

 時計の針を十数年前に戻して思い起こすと、今思うのは厳しい就職活動を経験して良かったということだ。当時、大学4年生から、とある国家試験を目指したものの、合格に至らずに、この道は自分には向いていないと判断、就職活動を始めることを決めた。

 しかし、その決断をしたのは大学卒業後。人手不足などから今では新卒採用を逃しても、採用をする企業はかなり増えたが、当時は新卒採用のチャンスを逸すると、なかなか大手に入社できなかった。「第2新卒」なんていうのもあったが、卒業後から大して何の実績も残していない自分にはかなり高いハードルだった。

 こうして、氷河期で新卒枠を逃したし、就職活動はおそらく相当厳しくなるだろうと考え、いったん事務職で就職。総合職でないことに「何のために大学に行ったのか」などと、家族から批判を受けたが、職を持ちながら仕事を探す方が、精神衛生上も良いと思い、その道を選んだ。