記事詳細

新元号は「令和」 出典は万葉集、日本の古典から採用は初 5月1日施行 (1/3ページ)

 政府は1日午前、「平成」に代わる新元号を「令和(れいわ)」と決定した。出典は、日本最古の和歌集「万葉集」で、中国ではなく日本の古典から採用されたのは初めて。菅義偉官房長官が記者会見し、墨書を掲げて発表した。安倍晋三首相も、新しい時代にふさわしい新元号に込められた意義などを談話で発表した。新元号を記した政令は、天皇陛下によるご署名・公布を経て、皇太子さまが新天皇に即位される5月1日午前0時に施行される。皇位継承前の公表も憲政史上初めてで、改元に伴う国民生活への影響を抑えることを重視した。645年の「大化」以降、248番目の元号となる。

 「新しい元号は『れいわ』であります」

 菅長官は1日午前11時40分過ぎ、首相官邸での記者会見で、新元号を発表した。焦げ茶の額に入った紙に鮮やかに墨書きされた文字は「令和」。菅氏は緊張気味の表情で、右、左と順番に掲げた。

 「令和」の由来となる典拠は、日本の古典「万葉集」の梅花歌三十二首の序文《時初春令月、氣淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香》(=初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす)からの引用で、菅氏は「国民に受け入れられ、日本人の生活の中に深く根ざすよう努める」と述べた。

 「令」という漢字には「よい。美しい。よくする」などの意味があり、「和」には「なごやか。おだやか。やわらぐ」などの意味がある。

関連ニュース