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【突破する日本】新元号『令和』 「日本が天皇を戴く国柄だ」と国民が実感 (1/2ページ)

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 新元号「令和(れいわ)」の発表を受けて、すでに「令和ブーム」が起きている。予想通り、国民の大多数は好意的に迎えたようだ。やがて自らの諡(おくりな)となる皇太子殿下も、政府からの報告を「にこやかにお聞き届けいただいた」(西村泰彦宮内庁次長)という。

 今回の改元は、天皇陛下のご生前での譲位という約200年ぶりの事態による。平成への改元は昭和天皇の崩御という悲しみの中で迎えたが、今回は国民も将来を展望した明るい気持ちで迎えようとしている。

 新天皇の諡になるという性格はあるものの、自分たちがこれから生きていく時代の名前を、専門家の学識をもとにしながら、国民各層の代表である有識者、衆参両院の正副議長、閣僚で決めていくというのは素敵なことだ-と国民の多くは実感したはずだ。

 キリスト教に由来する西暦だけでは、あまりにも平板で無機質だが、あるまとまった年数に名前を付ける、今や日本だけのものとなった元号には人間の息遣いや体温が感じられる。外国にもおおむね好評のようだが、廃止した中国などには羨(うらや)ましい気持ちもあるようだ。

 それとともに、今回の改元で「日本が天皇を戴く国柄だ」ということを多くの国民が実感したことも重要だ。元号法は「元号は、皇位の継承があった場合に限り改める」と規定している。天皇の代替わりとともに元号が変わるということであり、元号は天皇のご存在と一体のものだ。

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