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【突破する日本】新元号「令和」に多くの国民が好感も… 何でも反対「アベノセイダーズ」に教養&文学的センスなし (1/2ページ)

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 新元号「令和(れいわ)」を、多くの国民が好感をもって迎えている。共同通信の世論調査(4月1、2日)では73・7%が「好感が持てる」と回答した。だが、少数だが、違和感を持つ人もいる。

 3日付の「朝日新聞」投書欄は、神奈川県の60代主婦の投稿を掲載した。「令和」の出典、『万葉集』巻五「梅花の歌」の序文を書いた大伴旅人は東国などから徴発した防人を所管する大宰府の長官であったとし、「万葉集の防人の歌は、農民たちが出征途上で防人に取られていく悲しみを切々と歌ったものだ」とする。

 何れも事実だ。が、ここから彼女は直接の言及はないが、「『令』の字に使役の意味がまず浮かび」などと記しており、現代における徴兵制を連想したようなのだ。

 前にも書いた通り、この序文は、律令制を採り入れるなどの国内体制の改革や東アジア情勢の好転により、諸国からの防人を停止しようとしている時期に、防人を所管する大宰府の長官の屋敷で梅花を愛でる宴会が開かれた。その極めて穏やかで平和な様子を描いたものだ。ここから現代の「防人」を想像するのは考えすぎというものだ。

 何でも、安倍晋三首相や安倍政権のすることに反対する「アベノセイダーズ」と呼ばれる人々も、「令」の字から召集令状や逮捕令状を連想するようだ。これらの人たちは自らの文学的センスや教養のなさを顧みた方がよい。

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