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大阪維新「ダブル選」奇策奏功も…「都構想」なお課題 再び公明党と協議模索 (1/2ページ)

 大阪府知事、大阪市長の「ダブル選」は、二重行政の弊害を打破する「大阪都構想」を掲げた、大阪維新の会代表の前知事、松井一郎氏(55)が市長選で、前市長の吉村洋文氏(43)が知事選で初当選した。維新は、大阪府議会(定数88)では単独過半数を獲得し、大阪市議選(同83)では過半数に届かなかったが議席を積み上げた。「都構想」実現に向けた、維新の硬軟織り交ぜた戦略が注目される。

 「謙虚な心で市政運営をしていきたい」「都構想は反対されている声もあるのは事実。反対の意見も聞いて、丁寧に進めていきたい」

 松井氏は7日夜、「当選確実」の報道を受けて、大阪市中央区にある大阪維新の会本部で、吉村氏と並んで記者会見に臨み、100人以上の報道陣に、こう語った。

 2人は、ともに自民党推薦で無所属新人の元市議、柳本顕氏(45)と、元副知事、小西禎一氏(64)との一騎打ちを制したが、「都構想」実現への道は簡単ではない。

 そもそも、今回の勝利は、知事と市長が入れ替わって出馬する維新の「奇策」が奏功したうえ、自民党推薦候補が、国政で激しく対立する共産党から自主支援を受ける「戦略ミス」も大きかった。

 今後、大阪市を廃止して特別区に再編する「大阪都構想」について、さらに幅広い理解を求める必要がある。

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