記事詳細

【山口那津男 本音でズバッと】「令和」歓迎、広く浸透することを望む 北海道知事選「大勝」の勢い参院選につなげたい (1/2ページ)

 5月1日からの新しい元号が「令和(れいわ)」と決まった。4月1日の臨時閣議を経て、菅義偉官房長官が「令和」と墨書された額を掲げた姿は、小渕恵三官房長官(当時)が1989年1月、「平成」の年号を発表したときを彷彿とさせた。

 その直後、安倍晋三首相から「ただ今、発表のとおり、新元号を決定致しました」との電話をいただいた。私から「いい響きですね。これから首相が説明される会見を楽しみにしております」と返した。

 安倍首相は会見で、新元号に「国民一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる」との願いを込めたと説明した。

 さかのぼる3月28日、安倍首相と官邸前庭で花見をした際、私は「たくさんの種類の桜がいっぺんに咲いている。それぞれの個性を生かして輝ける時代をつくっていきたい」と述べた。その気分に通じるような気がした。

 最初に聞いたときは、ちょっと意外だった。「令」は元号で聞いたことがないし、命令などの用語の印象は堅い。「和」は昭和で使われて間がない。

 しかし、万葉集に由来する説明を聞いて納得がいった。梅の花を詠んだ和歌の序文にある「初春、令月にして、気淑く風和む」からとったという。「令」には、「よい、りっぱな」との意味があることを知った。

 漢籍ではなく、万葉集に由来するところがよい。各地の貴人から農民まで多様な人々の歌が収められた日本最古の和歌集を典拠にしたのは初めてだ。多くの国民が、平成と同様、平和が続くよう新元号に期待していたことから、「和」を入れたこともよかったと思う。

関連ニュース