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問答無用!安倍首相の逆鱗に触れた“失言大臣”桜田氏 「復興より議員」発言から2時間で更迭へ (1/2ページ)

 安倍晋三首相は10日夜、桜田義孝五輪相(衆院千葉8区、自民党二階派)を事実上、更迭した。これまでも、桜田氏は失言を繰り返してきたが、東日本大震災(2011年)の被災地を傷つける暴言が、逆鱗に触れた。安倍首相は、被災地復興を「政権の最重要課題」と位置付けており、来年には「復興五輪」を控えている。夏の参院選への影響も踏まえて、発言からわずか2時間で電撃決着を図った。

 「復興以上に大事なのは、高橋さんだ」

 桜田氏は、自民党の高橋比奈子衆院議員(比例東北)のパーティーで、こうあいさつした。全体を聞くと、被災地を地盤とする高橋氏への支援を求める内容だが、冒頭部分はさすがに「復興軽視」だと問題視された。

 記者団が早速、真意をただした。桜田氏はいったんは「記憶にありません」とはぐらかしたが、批判は一気に広まった。

 桜田氏には、以前から言語処理能力に疑問符が付いていた。競泳の池江璃花子選手による白血病公表を「がっかりした」と述べたり、被災地の宮城県石巻市を国会答弁で3回にわたり「いしまきし」と言い間違えるなど、失言と謝罪を繰り返してきた。

 だが、被災地に関わる失言は次元が違う。

 安倍首相は2年前にも、「(東日本大震災が)まだ東北だったから、よかった」という暴言を吐いた今村雅弘復興相(当時)を即刻更迭している。今回も問答無用で、桜田氏は辞表を提出するほかなかった。

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