記事詳細

【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「平成」》転売屋の目利き力  (1/2ページ)

 学生時代、とあるプレイガイドでアルバイトをしていました。当時は休日の午前10時に発売になるチケットを電話をかけて取るのが主流で、私の仕事はかかってくる電話を受けることでした。

 電話が集中するとNTTの規制がかかり、なかなか繋がりません。受話器を離してひたすらリダイヤルを繰り返しているのか、お客さんが繋がったことに気がつかず無言で電話が切れるなんてこともありました。そうこうするうちチケットはなくなってしまい、私の仕事もおしまいとなるのでした。

 そんなチケット取りの景色は、平成が終わる今もあまり変化はないように思います。発売方法にインターネットが加わったけれど、未だに人気公演のチケットはネットも電話も瞬殺です。プレイガイドの数や先行販売の種類も昔より増えましたが、人気公演のチケットがなかなか手に入らないのは今も昔も変わりません。

 大きく変わったものがあるとすれば、それは「転売屋」の存在でしょう。人気公演のチケットともなれば、ネットで1枚10万円以上で取引されるのは当たり前。昔だってダフ屋はいて、かなりの高額で売りさばいていましたが、今やそれを一般人がやってしまうのですから、いやはや、怖いものです。

 高額転売が横行しそうな東京五輪を前にようやくチケット転売規制法が成立、6月から施行になります。しかし、この法律が規制するのは業として額面以上の金額でチケットを不正に転売した人のみ。1、2回転売した人や、不正転売と分かりながらでも自分が行くためにチケットを買った人は対象外です。