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空自スクランブル発進、過去2番目に多い999回 対中国機が6割超

 防衛省は12日、領空侵犯の恐れがある航空機への航空自衛隊機による緊急発進(スクランブル)が、2018年度は過去2番目に多い999回で、前年度比で95回、11%増加したと発表した。対中国では無人機も初めて確認された。同省は警戒・監視態勢の強化を迫られている。

 中国機へのスクランブルは638回で、全体の6割を上回った。前年度からは138回増えた。

 中国のY9情報収集機が太平洋を北東に進み、奄美大島沖まで飛行したり、Y9哨戒機も初めて確認された。

 沖縄本島と宮古島の間の通過は過去2番目に多い10回を数えた。対馬海峡を通り、日本海上空を往復したケースも7回あった。同省幹部は「中国は東シナ海から太平洋、日本海の全てで活発な活動を続けている」と指摘した。ロシア機へのスクランブルは343回だった。多くは情報収集機だったが、昨年9月には、極東に配備されている最新鋭戦闘機スホイ35を初めて確認した。

 空自の搭乗員らは「日本の防人」として、緊張の日々が続く。

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