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【高橋洋一 日本の解き方】「ポスト安倍」優位に立つ菅官房長官 財務省との距離感にも注目! (2/2ページ)

 一方、今の自民党党則では、総裁任期は「連続3期9年まで」となっているが、党則を変えれば安倍4選は可能だ。実際、「2期6年」の党則を変え、今の3選に至っている。

 ロシアのプーチン大統領がメドベージェフ氏を挟んで4選を果たしたような例もある。菅氏をメドベージェフ氏になぞらえる人もいるが、果たしてどうだろうか。

 「ポスト安倍」候補では、石破氏は反安倍の姿勢を通しているが、世間の評価はイマイチの感がある。禅譲期待の岸田氏も存在感が薄い。その中で、菅氏が浮かび上がっている。

 菅氏はとにかく手堅いという印象が強いが、やるときにはやる。小泉純一郎政権で、郵政民営化が行われたが、民主党政権になって民営化を逆行させる法案が提出された。その時、自民党で反対したのは、菅氏のほか、中川秀直氏、小泉進次郎氏、平将明氏だけだった。

 最近は、財務省も菅氏を「ポスト安倍」の有力候補として接触し、お得意の囲い込みを図っているようだ。菅氏は官房長官として全ての官僚を束ねてきたが、財務省との距離感をどのようにするのだろうか。

 「ポスト安倍」候補は、岸田氏、石破氏、菅氏に加藤勝信氏といわれる。このうち岸田氏、石破氏、加藤氏は消費増税に賛成だろうから、財務省は菅氏を落とせばいい。さてどうなるか。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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