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トランプ政権、露と北を巻き込み「対中包囲戦」のウラ… 背景にFBIとCIAの対立など複雑な構図? (1/3ページ)

 米国とロシア、そして北朝鮮が急接近している。米中貿易戦争が激化するなか、米トランプ政権がロシアと北朝鮮を巻き込む戦略とみられる。国際投資アナリストの大原浩氏は寄稿で、背景には金正恩(キム・ジョンウン)政権が抱える危機的状況や、米国内の連邦捜査局(FBI)と中央情報局(CIA)の対立など複雑な構図があると分析する。

 CIA長官を務めたこともあるポンペオ米国務長官は14日、ロシア南部のソチを訪問し、プーチン大統領やラブロフ外相と会談した。米露間の新戦略兵器削減条約(新START)の延長に向けた協議のほか、6月に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて米露首脳会談へ調整することでも一致したという。

 ロシアと北朝鮮も距離を縮めている。4月25日にはプーチン氏と金正恩・朝鮮労働党委員長の首脳会談が行われた。

 北朝鮮は建国当時から旧ソ連の影響が大きいといわれる。今回の訪露では、正恩氏が冷遇されたと報じられるなど、必ずしも思惑どおりにはいかなかったようだ。

 しかし、北朝鮮は第2回米朝会談の大失敗後、米中貿易戦争において防戦一方の中国からも冷淡に扱われていた。正恩氏は、何か打開策を打ち出さないと、政権を維持することが困難になるような状況だった。

 今月4日にはミサイルを含む飛翔体を発射。ミサイルについてはロシアの高性能短距離弾道ミサイル「イスカンデル」が輸入されたものである可能性が高いと分析されている点も見逃せない。

 トランプ大統領は、ロシアと北朝鮮の接近についても、北朝鮮のミサイル発射についても、特段問題視しなかった。

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