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【永田町・霞が関インサイド】トランプ外交の真骨頂は「一貫性」 世界を均質化することは米国の利益にならない (2/2ページ)

 筆者なりに咀嚼(そしゃく)をすると、おおむね次のようになる。

 (1)新保守主義者でも旧保守主義者でもなく、伝統的な現実主義者でもなく、リベラルな国際主義者でもないことが混乱の原因である。

 (2)それなりに一貫した外交政策(トランプ・ドクトリン)があり、定着していないが「道義的現実主義」と呼ぶべきもの。

 (3)あまりに単刀直入で単純ではあるが、「アメリカファースト」は、国家が自国の利益を優先することは世の習いであり、消し去ることのできない人間性の一部である。

 (4)グローバリズムは「自分以外の者が守るべきルール」と考えているのではなく、その反対で、「すべての者のためのナショナリズム」と特徴づけている。

 要は、世界を均質化することは米国の利益にならないということである。この「一貫性」がトランプ氏の真骨頂なのだ。(ジャーナリスト・歳川隆雄)

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