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【高橋洋一 日本の解き方】トランプ氏来日で重要課題は…強固な日米関係示す「絵」 貿易交渉の本格化はまだ先 (1/2ページ)

 25日にトランプ米大統領が国賓として来日する。安倍晋三首相とのゴルフや大相撲観戦、護衛艦への乗艦なども予定されているが、日本側にとっての優先課題は何だろうか。

 現時点で日本外交として望ましいのは、強固な日米関係を国際社会にアピールすることだ。

 トランプ大統領は「米国第一」を打ち出し、各国ともめている。ところが、安倍首相とトランプ大統領との個人的関係は極めて良好であり、日米関係はかつてないほどに強固になっている。

 世界各国から見れば、日米関係は羨望の対象だろう。おそらく、米中貿易戦争でボコボコにされている中国の習近平国家主席は、安倍首相に複雑な感情を抱いているのではないか。トランプ大統領の強気の背後に、安倍首相の存在を感じているだろう。

 米中貿易戦争について、マスコミは両国の関税の報復合戦に焦点を当てている。しかし、経済的観点では、それぞれ相手国からの輸入品価格がどれほど自国の物価を上げるかがポイントとなる。

 現状では米国の物価はほとんど上がっていない。これは米国が中国からの輸入品に関税をかけても、大半が代替可能なので、価格に上乗せができず輸出元の中国企業がかぶっているという構図だとみられる。このため中国経済への打撃は大きい。

 一方、中国の物価は、特に食品価格が上昇している。これは関税が上乗せされ、中国の消費者が割りを食う形だ。

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