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立命館大元准教授を米が拘束 イスラム国の「重要かつ危険人物」として尋問か 実質的にテロ計画・指揮した可能性も (1/2ページ)

 学生に一体、何を教えていたのか。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)に参加するため中東へ渡航し、2016年に日本人7人を含む20人が犠牲となったバングラデシュ首都ダッカのテロ事件にも関与したとみられる同国出身の立命館大元准教授、モハマド・サイフラ・オザキ容疑者が、イラク北部で米軍に拘束されていることが分かった。7日付の産経新聞が複数の情報筋の話として報じた。

 オザキ容疑者は立命館大准教授だった16年初め、日本人の妻や子供3人とともに消息を絶った。複数の国を経由して当時IS支配下にあったシリア北部に渡ったとみられる。ISではバングラ出身者らのグループを統率。南アジアにおけるテロ・ネットワークの構築で中心的な役割を果たしたとされる。

 16年7月にダッカのレストランが襲撃されたテロとのつながりが指摘され、バングラ治安当局は、実行犯の徴募や資金集めを担った同容疑者が、実質的にテロを計画・指揮した可能性が高いと分析している。オザキ容疑者には、14年にバングラ人の過激派2人を日本経由でシリアへ送り出した疑いもある。

 シリアでは今年3月中旬、IS最後の拠点だった東部バグズ村が、米軍やその支援を受ける民兵組織によって陥落。オザキ容疑者はその際に身柄を拘束され、イラク北部にある米軍の収容施設に移送された。オザキ容疑者の妻と子供2人は空爆で死亡。現地で生まれたとみられる子を含む子供3人は生存している。

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