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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】老後2000万円騒動、相変わらずの「劇場型政治」に喝! 「年金だけで老後は安心」なんてあり得ない (1/2ページ)

 相変わらずの「劇場型政治」です。金融庁金融審議会の「夫婦で95歳まで生きるには最低2000万円必要」という報告書の報道を見ていて、つくづく思いました。

 報告書の書きぶりが、あまりに荒っぽいことは、さまざま指摘されているので、ここでは割愛します。これを受けて、野党から「100年安心サギだ!」なんて出始め、すっかり政局化してしまいました。

 そもそも、「年金だけで老後は安心」なんて話は、少なくともここ30年以上、出てきたことはないんです。

 時はさかのぼって1984年、当時の郵政省が出した資料では、すでに60歳以上の預金目標額を2050万円としていました。今とほぼ変わらない額です。当時も今も、制度設計の前提として年金だけで優雅に暮らせるなんて、まったく考えていないからです。

 厚生労働省のホームページ(公的年金制度の概要)では、「公的年金制度は、加齢などによる稼得能力の減退・喪失に備えるための社会保険。(防貧機能)」と明記しています。

 これ、私(37歳)と同世代や、もっと下の世代は「当たり前でしょ?」と冷静に見ています。一方、今まさに年金を受給している世代の方々は「サギに遭った」と憤っているようです。

 「受給している、われわれの方が切実なのだ」と言うのでしょうが、現役当時の支払額と今の受給額を比較すると、この世代の方々は得をしているハズなんですけどね。

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