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新潟で震度6強…大地震「空白地域」襲う恐怖 専門家が注意呼びかけ「南海トラフ、房総沖が危険」 (1/2ページ)

 ■山形など23人負傷

 1世紀以上も大きな地震のなかった「空白地域」が、激しい揺れに襲われた。18日深夜に新潟県村上市で震度6強、山形県鶴岡市で震度6弱を観測した地震。経験のない大きな揺れに見舞われた住民は恐怖に声を震わせた。この地域だけでなく、長く大地震のない地域はほかにも存在する。想定外の地震が起きる恐れがあり、専門家は注意を呼びかけている。

 「震えが止まらなかった。こんな揺れは生まれて初めて経験した」

 震度6弱を記録した山形県鶴岡市に住む50代の女性はこう話した。

 気象庁によると、今回の地震の震源地は山形県沖で、震源の深さは約14キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6・7と推定される。

 この地震で、山形県は14人がけが、新潟県は10~70代の男女4人が重軽傷を負ったと発表。宮城県で4人、石川県でも男性1人がけがをした

 山形、新潟両県では19日、雨や雷雨になり、地震による地盤の緩みから土砂災害が懸念される。気象庁は村上市や鶴岡市で当面、大雨警報・注意報、土砂災害警戒情報の発表基準を引き下げて運用することを決めた。

 今回の地震については、長年大きな被害のなかった地域と指摘する声が相次いでいる。

 沿岸の海底活断層に詳しい名古屋大学の鈴木康弘教授(変動地形学)は「今回の震源は過去にも地震の繰り返しが指摘されている地域にあるが、20世紀は大きな地震が起きなかった空白域だった」と話す。

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