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野党の参院選「共闘」本当にできるのか 「女系天皇」など皇室観で大きな違い (1/2ページ)

 夏の参院選で、立憲民主党と国民民主党、共産党など主要野党は、32ある「1人区」(改選数1)で候補者を一本化した。だが、憲法にも明記される「皇位」の安定的継承をめぐって、各党の主張はかなり違う。そもそも、共産党は2004年に改定するまで、党綱領に「君主制の廃止」を掲げてきた。有権者は皇室観で一致しない野党共闘を理解するのか。

 「皇室については政局的な議論にはせず、幅広い合意を作っていかなければならない」

 立憲民主党の枝野幸男代表は11日、日本記者クラブでの記者会見で、こう語った。

 同党の「論点整理」では、「男系男子による継承は、天皇・皇族男子が、必ず男子に恵まれる偶然性に委ねる余地が大きい」などとして、「女性・女系天皇」を容認したが、党内には異論もくすぶる。

 父方が天皇の血を引く男系の女子である「女性天皇」は認めても、女性天皇のお子さま(女系)が天皇になる「女系天皇」となると、次元が違うからだ。

 皇室事情に詳しい麗澤大学の八木秀次教授は「万世一系の皇統は一貫して『男系継承』であり、天皇の正統性の根拠だ。女性天皇は8人10代いるが、女系天皇は一度も例がない。女系天皇の誕生は126代続いた皇統が終わることを意味する」と指摘する。

 つまり、「女系天皇」を認める主張は、日本や皇室の伝統を破壊しかねないものなのだ。

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