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サプライズ米朝会談実現でも「文在寅はずし」は終わらない (1/2ページ)

 6月30日、トランプ米大統領の「ツイッター提案」から始まった板門店(パンムンジョム)でのサプライズ米朝首脳会談の推移を、韓国メディアは固唾を飲んで見守った。

 韓国メディアが関心を寄せたのは、会談そのものの成否だけではない。それに劣らず、文在寅大統領の「立ち位置」が注目の的となったのだ。というのも、北朝鮮メディアはこの前日まで、「思考と精神がマヒしている」などと言葉を極めて文在寅大統領を罵倒していたからだ。

 文在寅政権はこの間、北朝鮮に対してたいへんな気の使いようだった。特に、金正恩党委員長が最も批判されることを嫌う、北朝鮮国内における残忍な人権侵害からは露骨に目を背けてきた。

 (参考記事:若い女性を「ニオイ拷問」で死なせる北朝鮮刑務所の実態

 それにもかかわらず、北朝鮮は最近になって、文在寅氏に対する個人攻撃を開始していた。日米との不協和音に加え、北朝鮮からもハシゴを外される危機に直面していたのだ。

 (参考記事:日米の「韓国パッシング」は予想どおりの展開

 北朝鮮が腹を立てているのは、韓国が米国との協調を優先し、南北首脳会談で合意したはずの経済協力に、文在寅政権がなかなか踏み出そうとしないからだ。もっとも韓国としても、北朝鮮の非核化が進展していない以上、おいそれと経済協力に踏み出すことなどできない。

 そこで文在寅政権は、米朝対話の「仲介者」を自任して当事者としての立場を守ろうとしてきたわけだが、北朝鮮は「(韓国の)仲介など不要だ」と明言している。これを受けて韓国メディアは、北朝鮮が板門店での米朝首脳の対面の場から、文在寅氏を締め出すのではないかと心配したわけだ。

デイリーNKジャパン

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