記事詳細

【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】北陸4県「県庁所在地」の名を冠した大地震、すべて6月に発生… (1/2ページ)

 北陸地方で県庁所在地の名前を冠した地震が、すべて6月に起きている。1964年6月に起きた新潟地震、1948年6月に起きた福井地震、1799年6月に起きた金沢地震である。

 地震計が世界中に普及した1930年代ごろから、地震学の最初のテーマは地震が起きる季節や時刻との関係だった。

 たとえば南海トラフ地震の先祖はいままで13回知られているが、夏には一度も起きていない。うち5回もが12月に起きた。あとも秋から冬までに起きているのだ。

 だが、結局、この問題は解けていない。現在の地震学でも、北陸の大地震がなぜ6月に集中して起きたか、南海トラフ地震がなぜ夏には起きないのかは分からない。

 新潟地震では地震史上で最大のコンビナート火災を起こして石油タンクが12日間も燃え続けた。東京消防庁や米軍の応援まで得てようやく鎮火した。この地震では26人がなくなったほか、開通直後だった市内の昭和大橋が崩落したり、液状化で4階建ての県営川岸町アパートが倒れた。

 福井地震では、福井平野の北部では98~100%もの家が倒れてしまった町や村があった。このため、気象庁では震度階に7を付け加えることになった。それまでは震度は6までだったから、最強の震度を足したことになる。

 金沢地震では21人の死者のほか、数千軒の家が壊れた。

関連ニュース