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【高橋洋一 日本の解き方】日本の「ホワイト国」外しで韓国が“外交ミス” 対抗措置はいずれも無意味で手詰まり… 北への横流しは容認するのか? (2/2ページ)

 (1)は無意味だ。日本は欧州連合(EU)などから優遇国として扱われているので韓国からの扱いはどうでもいい。(2)WTOの上級審は事実上機能しておらず、WTOは当面の解決策にならない。(3)これは米国が許さないし、日本として痛くもない。

 結局、韓国は米国に泣きついて仲介を頼むしかない。2日に東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合が開催されているバンコクで、日米韓外相会談があったが、ポンペオ米国務長官は日韓の対話を促しただけで、積極的な仲介はしなかった。しかも、前日の1日には日米外相会談が行われており、米国は日本の事情を理解している。表面上、米国は日韓のいずれにも肩入れしないが、実際には日米両国は駄々っ子の韓国を持て余している状態だ。

 韓国は、米国があまり頼りにならないとみたのか、北朝鮮頼みになっている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日、「南北間の経済協力で平和経済が実現すれば、われわれは一気に日本に追いつくことができる」と発言した。

 文政権は北朝鮮との経済協力を最優先課題としているからだが、日本側が懸念している韓国の輸出管理の最悪ケースは、国連制裁中の北朝鮮への横流しであるということをどう考えているのだろうか。

 北朝鮮との経済協力を最優先として、国際社会が懸念している北への横流しを容認するかのような韓国の態度は、これから国際社会から非難されるだろう。こうした態度を続ける限り、当分の間、韓国を相手とすべきではないだろう。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

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