記事詳細

「米は手ぶらで現れた」米朝協議で北が強硬姿勢 ボルトン氏解任で挑発か、日本の安全保障も危機 (1/2ページ)

 日本の安全保障が危ない。「北朝鮮の非核化」をめぐる、米国と北朝鮮の実務者協議が、スウェーデンの首都ストックホルムで行われたが、北朝鮮の強硬姿勢ばかり目立ったのだ。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長率いる北朝鮮は、ドナルド・トランプ米大統領が「ウクライナ疑惑」で弾劾訴追のピンチにあるうえ、来年の大統領選で「米朝協議の進展」をアピールしたいという足元を見ているようだ。

 「協議はわれわれの期待に沿わず、決裂した。米国側は手ぶらで現れた。非常に不快に思う」

 北朝鮮首席代表の金明吉(キム・ミョンギル)巡回大使は5日、米国のスティーブン・ビーガン北朝鮮担当特別代表らとの約8時間半の協議後、記者団にこう語り、不快感をあらわにした。

 北朝鮮外務省報道官は6日、「米国がわが国の安全と発展を阻害する敵視政策を完全で後戻りできないよう撤回する実質的な措置を取るまで今回のような腹立たしい協議をする意欲はない」との談話を発表した。

 これに対し、米国務省のモーガン・オルタガス報道官は「8時間半に及んだ議論の内容や雰囲気を反映していない。米国は複数の工夫されたアイデアを提示したし、話し合いも良好だった」と反論した。

 南北の軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)で6月末に行われた米朝首脳会談から約3カ月、やっと実施された実務者協議だったが、正直、米国は北朝鮮に振り回されている。

関連ニュース