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【有本香の以読制毒】子供に「天皇」を説明できますか? メディアが「即位の礼」の重要性に触れない理由 (1/2ページ)

 「狩野川台風以来」と予想・警告されていたものの、台風19号の被害の大きさには衝撃を受けている。犠牲となられた方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 広範囲に及んだ被災地で自衛隊や消防による懸命の救助活動が続けられているなか、22日には天皇陛下が即位を宣言される「即位礼正殿の儀」が執り行われる。

 この儀式が日本国にとっていかに大事なものであるか-。をマスメディアも識者も語らない。大災害が起きたから遠慮しているのではない。台風の前から、パレードに使われる車の値段や、世界の賓客の来日については報じられていたのに、ご即位の礼の重要性には触れようとしなかった。

 これには理由がある。

 第1は、私も含めた戦後の日本人が「天皇」について無知なためだ。これは教育の問題が大きいが、例えば、小学生の子に「天皇陛下って何?」と訊かれても、自信を持って説明できると答える大人はごく少数だろう。それどころか、女性天皇と女系天皇の正確な意味、両者の違いを「理解している」と答える大人すら少数派という嘆かわしい現状がある。

 第2の理由は、1945年の敗戦後、「天皇・皇室を徐々に崩壊させる」工作がさまざまなかたちで行われてきたことにある。その一例が、GHQ(連合国最高司令官総司令部)によって余儀なくされた十一宮家の廃絶だ。そのせいでいま、「皇統の危機」がいわれている。

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