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【永田町・霞が関インサイド】安倍首相「憲法9条改正」明言で意欲見せる 推進本部の新体制は“改憲シフト”か (2/2ページ)

 そもそも、昨年3月に当時の細田本部長を中心にまとめた緊急事態法、教育無償化を含めた「改憲4項目」の条文化と、憲法9条2項維持・自衛隊明記修正案決定に当たり実務作業を担ったのが、「根本・山下・柴山ライン」であった。

 さらに指摘すべきは、中谷氏の後を受けて衆院憲法審査会長に佐藤勉元国対委員長を据えたことである。

 佐藤氏は、立憲民主党の枝野幸男代表に請われて国対委員長に就いた、安住淳元財務相と太いパイプがあることで知られる。

 引退後の吉田氏については、いまなお参院野党から惜しむ声が絶えないという。そして、15年9月の平和安全法制国会で官邸主導運営に批判的だった中谷氏を本部長特別補佐に起用したのもまた、野党との「裏チャンネル」役を期待してのことだ。

 一連の「改憲シフト」は安倍首相のヤル気(熱量)を推し量ったものである。果たして、今臨時国会は「改憲国会」になるのか。(ジャーナリスト・歳川隆雄)

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