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森田千葉県知事、台風直後に私用車で“お忍び視察” 「あれは自宅だ!」と見苦しい釈明 専門家「情報収集は知事の仕事ではない」 (1/2ページ)

 千葉県南部を中心に停電や断水など甚大な被害が出た9月の台風15号。県の初動対応の遅れが批判されたが、森田健作知事(69)は台風上陸当日の9日、終日登庁せず、翌10日には県東部の芝山町にある自宅に立ち寄っていた。私用車内から「私的に視察」していたと釈明するが、水戸黄門でもあるまいに、県民は納得するだろうか。

 台風15号は9日早朝に千葉県に上陸し、暴風で送電線の鉄塔が倒壊した。県内で最大64万世帯が停電に見舞われ、復旧まで約半月もかかった地域もあった。断水も最大約8万戸にのぼった。県の情報収集の遅れや、被災自治体への職員派遣の遅れも指摘された。

 県秘書課によると、森田知事は9日に終日登庁せず、「知事公舎で対応に当たっていた」という。翌10日午前、災害対策本部の会合などへ参加した後、退庁。午後に公用車で県東部の富里方面に向かったというのが秘書課の説明だった。

 7日発売の週刊文春は「台風被害の最中に公用車で別荘疑惑」として、富里市に隣接する芝山町にある別荘に立ち寄っていたのではと報じた。

 森田知事は7日の定例記者会見で、芝山町の建物は「別荘ではなく自宅」としたが、公用車で自宅方面に向かったことは認めた。自宅で私用車に乗り換え、富里市や酒々井(しすい)町など県東部の被災状況を30~40分ほど車中から視察し、知事公舎に戻ったとしている。

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